コロナ禍での美大生のぼやき

コロナの影響で、美術の授業を遠隔でやるという謎の事態が発生しているわけですが、具体的にどうしてるかというと、家で絵を描いて、写真撮って、google classroomで送って、先生からコメントをもらう。って感じで、

 

家で一人で描くし、基本他の人の絵見れないしで、なーんかやる気でないんですよね、他の美大の人もそうですかね?あとやっぱ病みますねー笑。

 

先生のコメントはただでさえ辛辣なのに、文字だけだとさらに辛辣さが増し増しですね。それでこの期間に色々考えちゃうんですよね。

 

「なんか先生の講評でのコメントって、なんか私の人格そのものを否定してる感じがする…」

 

コロナ以前の普段の講評受けててもよく思いました。まあ今回の課題は自画像だったので、余計にそう感じたのかもしれないですけど。でも個人的にはやっぱり作品って創った本人そのものだと思うんですよね。あるいは自分の子どもとか。

 

だから作品を否定することはその人本人や、自分の子どもの人格そのものを否定することになると思うんですよね。それってひどくないですか?

 

例えば、職場で上司に仕事のミスとか技術的なことを指摘されるのならまだしも、人格そのものを否定されたら、それは仕事とか以前に人としてどうなんですかね?って思います。

 

音楽で言ったら作曲に近いかな?自分を表現あるいは、なにかを表現したり、自分の良いと思った音楽を作って、それを否定されたらやっぱりとても辛いと思うし、そりゃ病みますよ。

 

美術に戻りますが、私は芸大ではないですが、芸大の油絵はとにかく病む人が多いらしい、毎年行方不明者が出てると聞いてびっくりしました。私も芸大の日本画目指して予備校に5年くらい通ってましたが、特に昼間部の先生の講評はほんとにひどかったですねー笑。

 

怒鳴り散らしたり、暴言を吐いたりするわけではないですよ、でも、

・「ここはこうしたほうが良いと」と言われ指摘されたところを直すと、今度は「ここはこうするべき」と逆のことを言われる。どっちだよ!笑

・ちょっとでもずれたことをすると、「そういうことしなくていいからー」と怒られる。

・他人と比較され、「これに比べてここだめだよね」。しまいには単純に「君下手だね」シンプルなのが一番きつい笑。

とか色々ありましたね。

 

実際自分も病んで、一年ニートやりましたから笑。めちゃめちゃ実力者の多浪生でも私と同じ状況になった人を知ってます。まぁ正直芸大受かっても、この人絵描くの楽しくないんだろうなーってのが絵から伝わってくる人は結構いますね。

 

結論、予備校やめて大学入って2年3ヶ月になった今、講評について思うことは、

・講評は出なくていい

・先生の言うことは軽く聞き流せばよい

・自分が楽しいことをやれ!やりたいことをやれ!

ってことですね。

 

※もちろん、基礎はもう習得したぞと思っている人の話です。「勉強不足です!ビシバシ鍛えてください!」という人は該当しないですよ。

 

サボれるなら極力サボればいいし、出たとしても(否定してくるやつは)聞き流しとけ!笑。極論言っちゃうと先生は「いいところだけ言ってくれりゃあいいんだよ!」って思いますよ。そしたらそこをもっと伸ばそう、もっと挑戦しよう!ってやる気がでてきますから、良いことしかないですよ。実際私は他人の絵は褒めることしかしないですよ。もし先生になっても、しごいてほしい人以外は基本褒めることだけすると思います。

 

悪いとこ指摘されて納得いかないまま、そのとおり改善して喜ぶのその先生だけでしょ笑 あんたの為に描いてるんじゃねーんだぞっと笑 自分の為、価値を認めてくれる人の為、大切な人の為に描くんじゃねーの?って思いますけどねー

 

そんなことを思いました。ありがとうございました。